社長挨拶

社長挨拶

世界的に水産物の需要が高まるなかで、水産資源の枯渇が大きな問題となっています。近畿大学初代総長・世耕弘一先生は、昭和20年代にいち早く持続可能な水産養殖の必要性を提唱し、「海を耕し、海産物を生産しなければ日本の未来はない」という理念の基に近畿大学水産研究所を設立されました。

当社は、その研究成果を社会に広く提供することを目的として設立された大学発ベンチャーです。

国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも、「海の豊かさを守ろう」という項目があり、海洋・海洋資源を保全し、持統可能な形で利用することは世界的な課題となっています。当社においても、養殖業によるSDGsの達成をめざし、天然種苗に依存しない完全養殖種苗による養殖業の普及、魚粉代替飼料の開発、AI活用による省力化に向けた技術開発など、近畿大学水産研究所や近畿大学水産養殖種苗センター、各分野の企業と連携して取り組んでおります。

また、2018年(平成30年)、当社は「持続可能な水産養殖のための種苗認証(SCSA認証)」を取得しました。SCSA認証は、天然種苗ではなく人工種苗による水産養殖を推進し、「完全なトレーサビリティ」によって食の安全・安心を保証するものです。今後、天然魚への依存率が高いクロマグロやプリ類、マダイ、シマアジ等の完全養殖種苗と養殖魚の生産事業を積極的に進め、その普及に尽力してまいります。

和歌山に本社を置く当社は、地域貢献にも力を入れ、和歌山の水産養殖業の発展に寄与するとともに積極的な地域雇用にも取り組んでいます。持続可能な養殖業を確立し、安全・安心でおいしい養殖魚を安定供給するという世界の要請に応えるため、社員はやりがいを持ち、全員が同じ方向を向いて業務に取り組んでおります。アットホームな社風、定職率の高さというのも当社の強みです。これからの当社の事業活動にご期待ください。

株式会社アーマリン近大
代表取締役社長 逵 浩康