チョウザメ(キャビア)

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チョウザメ(キャビア)

チョウザメには28種あり、近畿大学水産研究所ではコチョウザメなど数種を飼育しています。

また、オオチョウザメとコチョウザメのハイブリッド種「ベステル」も飼育しています。

近畿大学水産研究所では1995年(平成7年)5月、和歌山県新宮市の大自然に囲まれた山麓を流れる清らかな河川水に着目し、チョウザメの飼育研究を開始しました。同年6月、孵化後30日のベステル稚魚が水産研究所新宮実験場にやってきて研究が始まりました。

チョウザメは成熟するまでに非常に時間を要し、近畿大学水産研究所においてもベステルの飼育開始から13年目の平成20年(2008年)にようやく卵を持つようになり、「近大キャビア」を発売しました。

現在、近大キャビアはベステルから生産しています。大きい個体だと1匹から3~4㎏の卵が取れます。近大キャビアは、魚卵と岩塩のみを使用。塩分濃度は低くしており、防腐剤を使用しておらず、キャビアらしい風味とフレッシュな味わいが楽しめるという特長があります。冷凍加工により長期的な保存も実現しています。

とかくチョウザメといえばキャビアが注目されがちですが、その身も珍重されています。白身でクセがなくしっかりとした歯ごたえがあり、多彩な料理で楽しめます。